Windows Server with SQL ServerのEC2を起動してみる

Windows Server with SQL ServerのEC2を起動してみる

Clock Icon2024.10.22

ゲームソリューション部の えがわ です。

SQL Server付きのWindowsサーバーを起動することがあったので、構築手順を備忘録として残しておきます。

環境

  • Windows Server 2022
    • Windows_Server-2022-Japanese-Full-SQL_2022_Standard-2024.02.14
    • AMI: ami-02ee3ecd4394cbb6e

構成図

windows_with_sqlserver_09.png

EC2はパブリックサブネットに配置しています。
データベースとしての役割もありますので、セキュリティ要件がある場合は遵守しましょう。

VPCを作成

VPCを作成します。
マネジメントコンソールで「VPCなど」を選択することでサブネット等も作成できます。

windows_with_sqlserver_01.png

作成できました。

windows_with_sqlserver_02.png

EC2を作成

SQL Server付きのWindowsサーバーを作成します。
AMIはWindows_Server-2022-Japanese-Full-SQL_2022_Standardを選択します。

windows_with_sqlserver_03.png

インスタンスタイプを指定します。
今回はc5.largeを選択しました。

windows_with_sqlserver_25.png

次にキーペアを指定します。
存在しない場合は作成して指定します。

windows_with_sqlserver_24.png

ネットワーク設定で作成したVPC及びサブネットを指定します。

windows_with_sqlserver_04.png

セキュリティグループを作成します。
Windowsサーバーに接続するため、RDPポートを開けておきます。
ソースタイプには自分のIPを設定しておきます。
※使用するアプリケーションに合わせて適宜設定しましょう。

windows_with_sqlserver_05.png

インスタンスを起動を押下することにより、EC2が起動します。

EC2に接続

起動したWindowsサーバーに接続してみます。
インスタンスに接続を押下し、RDPクライアントを選択します。
リモートデスクトップファイルをダウンロードし、パスワード取得を押下します。

windows_with_sqlserver_06.png

指定したキーペアをアップロードし、パスワードを暗号化を押下することでパスワードを生成することができます。

windows_with_sqlserver_07.png

windows_with_sqlserver_08.png

上記でダウンロードしたリモートデスクトップファイルを実行し、Windowsサーバーに接続します。

SQL Serverの確認

選択したAMIにはSQL Serverがインストールされています。
確認のため、SQL Server Management Studioを起動してみます。

windows_with_sqlserver_11.png

ロゴ表示から少し待つと起動しましました。

windows_with_sqlserver_15.png

Elastic IPを追加

起動したEC2にElastic IP(以下EIP)を追加します。

AWSのマネジメントコンソールからEC2 -> Elastic IPでEIPの画面に遷移します。

Elastic IPアドレスを割り当てるボタンを押下し、IPアドレスの割り当てを行います。

windows_with_sqlserver_20.png

EC2にEIPを付与するため、アクション -> Elastic IPアドレスの関連付けを選択します。
windows_with_sqlserver_21.png

インタンスを選択し、関連付けるを押下します。

windows_with_sqlserver_22.png

EIPの割り当てが完了しました。

windows_with_sqlserver_23.png

Dドライブを追加(オプション)

Dドライブを追加する手順を書いておきます。

windows_with_sqlserver_10.png

AWSのマネジメントコンソールでEBSのボリュームを追加します。
マウントしたいEC2が存在するアベイラビリティゾーンを選択しましょう。

windows_with_sqlserver_12.png

ボリュームを選択してボリュームのアタッチを選択します。

windows_with_sqlserver_13.png

インスタンスとデバイス名を選択します。

windows_with_sqlserver_14.png

ボリュームのアタッチを押下することでAWS側の操作は完了です。
EC2に接続し、追加したボリュームをDドライブとして認識させます。

スタート -> Windows 管理ツール -> コンピューターの管理で管理画面を開き、ディスクの管理を選択します。
ディスクの初期化ポップが開くので、GPTを選択してOKを押下します。

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ディスク1の領域を右クリックし、新しいシンプルボリュームを選択します。

windows_with_sqlserver_17.png

Dを選択し進んでいくと

windows_with_sqlserver_18.png

Dドライブとして認識されます。

windows_with_sqlserver_19.png

さいごに

Windows with SQL ServerのAMIを使用してWindowsサーバーを起動してみました。
今回はパブリックサブネットに配置していますが、閉じた環境に配置してVPNかプロキシサーバー経由で接続するのが一般的です。
セキュリティの要件を遵守し、アプリケーションにあった方法で構築しましょう。

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