Windows Server with SQL ServerのEC2を起動してみる
ゲームソリューション部の えがわ です。
SQL Server付きのWindowsサーバーを起動することがあったので、構築手順を備忘録として残しておきます。
環境
- Windows Server 2022
- Windows_Server-2022-Japanese-Full-SQL_2022_Standard-2024.02.14
- AMI: ami-02ee3ecd4394cbb6e
構成図
EC2はパブリックサブネットに配置しています。
データベースとしての役割もありますので、セキュリティ要件がある場合は遵守しましょう。
VPCを作成
VPCを作成します。
マネジメントコンソールで「VPCなど」を選択することでサブネット等も作成できます。
作成できました。
EC2を作成
SQL Server付きのWindowsサーバーを作成します。
AMIはWindows_Server-2022-Japanese-Full-SQL_2022_Standard
を選択します。
インスタンスタイプを指定します。
今回はc5.large
を選択しました。
次にキーペアを指定します。
存在しない場合は作成して指定します。
ネットワーク設定で作成したVPC
及びサブネット
を指定します。
セキュリティグループを作成します。
Windowsサーバーに接続するため、RDPポートを開けておきます。
ソースタイプには自分のIPを設定しておきます。
※使用するアプリケーションに合わせて適宜設定しましょう。
インスタンスを起動
を押下することにより、EC2が起動します。
EC2に接続
起動したWindowsサーバーに接続してみます。
インスタンスに接続
を押下し、RDPクライアント
を選択します。
リモートデスクトップファイル
をダウンロードし、パスワード取得
を押下します。
指定したキーペアをアップロードし、パスワードを暗号化
を押下することでパスワードを生成することができます。
上記でダウンロードしたリモートデスクトップファイル
を実行し、Windowsサーバーに接続します。
SQL Serverの確認
選択したAMIにはSQL Serverがインストールされています。
確認のため、SQL Server Management Studio
を起動してみます。
ロゴ表示から少し待つと起動しましました。
Elastic IPを追加
起動したEC2にElastic IP(以下EIP)を追加します。
AWSのマネジメントコンソールからEC2 -> Elastic IP
でEIPの画面に遷移します。
Elastic IPアドレスを割り当てる
ボタンを押下し、IPアドレスの割り当てを行います。
EC2にEIPを付与するため、アクション -> Elastic IPアドレスの関連付け
を選択します。
インタンスを選択し、関連付ける
を押下します。
EIPの割り当てが完了しました。
Dドライブを追加(オプション)
Dドライブを追加する手順を書いておきます。
AWSのマネジメントコンソールでEBSのボリュームを追加します。
マウントしたいEC2が存在するアベイラビリティゾーンを選択しましょう。
ボリュームを選択してボリュームのアタッチ
を選択します。
インスタンスとデバイス名を選択します。
ボリュームのアタッチ
を押下することでAWS側の操作は完了です。
EC2に接続し、追加したボリュームをDドライブとして認識させます。
スタート -> Windows 管理ツール -> コンピューターの管理
で管理画面を開き、ディスクの管理
を選択します。
ディスクの初期化
ポップが開くので、GPT
を選択してOKを押下します。
ディスク1
の領域を右クリックし、新しいシンプルボリューム
を選択します。
D
を選択し進んでいくと
Dドライブとして認識されます。
さいごに
Windows with SQL ServerのAMIを使用してWindowsサーバーを起動してみました。
今回はパブリックサブネットに配置していますが、閉じた環境に配置してVPNかプロキシサーバー経由で接続するのが一般的です。
セキュリティの要件を遵守し、アプリケーションにあった方法で構築しましょう。